最近、オーガニックコスメという言葉をよく耳にするようになりました。
「オーガニック」というと、なんとなくお肌によさそうな感じがしますよね。
似たようなものに「無添加化粧品」というのもありますが、オーガニックコスメと無添加化粧品を混同してしまっている人も多いようです。
そこで今回は、オーガニックコスメと無添加化粧品の違いについてまとめてみたいと思います。
3種類の化粧品
化粧品は、原料から見ると次の3種類に分けることができます。
- 化学化粧品
- 無添加化粧品
- オーガニック化粧品
化学化粧品
一般的に化粧品として「無添加化粧品」「オーガニック化粧品」のように書かれていない場合、それは「化学化粧品」だと考えてよいでしょう。
このタイプの化粧品は、7,000種類以上ある石油を主原料とする化学合成成分を使用しています。
無添加化粧品
無添加化粧品とうたっている化粧品でも、主原料として化学合成成分を使用していることに変わりはありません。
ただし、防腐剤や鉱物油など、いくつかの添加物を使用していないということを意味しています。
ちなみに、無添加化粧品については『何の添加物に関して無添加なのか』を確認することをおすすめします。
中には5種類の添加物について無添加のものもあれば、7種類の添加物に関して無添加の化粧品もあり、どちらも「無添加化粧品」なのです。
良心的な化粧品メーカーであれば、どの添加物に関して無添加であるかを明記してあるはずなので、しっかり確認することが大切です。
オーガニック化粧品
オーガニック化粧品に関しては、長く日本でははっきりとした定義がありませんでした。
現在は「石油由来成分を使用していない」化粧品と定義することができます。
また、通常はオーガニック植物由来の原料を50%~95%以上使用しています。
化粧品に関しては、全成分表示が義務付けられていますので、どのような成分が使われているのか、自分の目で確認することが可能です。
オーガニックコスメについては、こちらの記事もご参照ください。
無添加=オーガニックではありません
結局のところ、無添加化粧品とオーガニックコスメはどう違うのでしょうか。
一番のポイントは、無添加化粧品に使われる原料には、石油系化学合成成分を含んでいるということです。
確かに一部の添加物に関しては使用していません。
石油系成分を排除したいなら、オーガニックコスメを選ぶべきでしょう。
無添加・オーガニックと聞くと、「お肌にやさしいもの」と思われがちです。
しかしキャッチコピーなどに惑わされることなく、自分の目で成分を確認し、自分のお肌で確かめることが大切ですね。
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