アラフォーに差しかかってから、暑いわけでもないのに急に顔がカーっと熱くなってのぼせたり、運動したわけでもないのに汗が止まらなかったり…
その症状はホットフラッシュと呼ばれる更年期障害の一種です。
そんなホットフラッシュの症状を和らげる簡単な方法をご紹介します。
セージを摂取する
セージはシソ科のハーブで、欧米ではホットフラッシュの緩和によく用いられています。
高濃度の成分摂取が可能ですが、精油成分は摂取できません。
新鮮なハーブを使用した、液体カプセルのサプリメントが最も効果的です。
成分としては濃度は低いですが、穏やかに効果が表れるのが特徴です。
小さじ2杯の乾燥セージをお湯に入れ、7分ほど抽出してください。
セージのハーブティーには、口内炎や喉の痛みにも効果があります。
チンキは、ハーブをウォッカなどの無臭蒸留アルコール液に浸して成分を抽出したものです。
高濃度の成分摂取が可能で、海外では一般的な摂取方法です。
ビタミンCとあわせて摂取するとより効果的です。
いずれも効果が表れるまで4~8週間ほどかかります。
セージの1日の摂取量は精油で1日12滴(ハーブだと30g)で、大量に摂取すると嘔吐やめまい、心拍上昇の可能性があるので注意しましょう。
ご自分に合った摂取方法で取り入れてみてください。
亜麻を食べる
アメリカでは、挽いた亜麻を毎日1/4カップ食べると1ヶ月以内にホットフラッシュが50%軽減したとの研究結果があります。
亜麻にはエストロゲンの低下を防ぐ植物化合物が豊富に含まれています。
シリアルやヨーグルトに振りかけるなど、毎日の料理に加えてみてください。
ブラックコホシュでクールダウン
ブラックコホシュは、北米が原産のキンポウゲ科の植物です。
アメリカの研究では、毎日40mgのブラックコホシュを摂取した女性の85%に、ホットフラッシュの軽減効果がありました。
しかし、過剰に摂取した場合は肝障害などの事例があるため摂取量には要注意です。
漢方薬の服用
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、更年期障害に一番多く使用されている漢方です。
過剰な熱を抑える効果があるほか、イライラなどの精神不安を改善する効果もあります。
漢方薬は体質に合ったものを選ばないと効果が表れない場合もあるので、漢方薬局などで相談して処方してもらうのがオススメです。
深呼吸をする
いつでもどこでも実践できる一番手軽な方法です。
1分間に6~8回のゆっくりとした呼吸を行います。
まずは口から大きく息を吐き、空気を吸うときは鼻から吸います。
呼吸に集中することでストレスも軽減すると言われています。
まとめ
いずれも簡単に生活に取り入れることが可能ですので、ホットフラシュでお悩みの場合は試してみてください。
ハーブや漢方を取り入れる場合は、病院にかかっていたり、薬を常用している方は医師に相談してから服用するようにしてください。
また、普段から身体を冷やさないようにすることも大切です。

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